はやぶさを現地でお迎え オーストラリア5日目 帰還当日 ⑫
2011/04/11 00:55:42
緊急退避、こんな時の為のキャンピングカー!
6月は秋口、砂漠の気候ならば真冬に近いことを予想済み。
カーテン引いてエアコンかけて、5人もいれば、砂漠の氷点下でも車内は充分に暖かい。
ただ残念なことは、床がすっかりダスト塗れ。まるで小学校の踊り場の様に滑る。
食器を洗い係以外で分担して車内清掃。
クッションシートも軽くはたく(あまり強くはたくと埃のように砂が舞うので)。
車内が暖まる頃に掃除も一段落。
後方デッキにテーブルもセットして、ボトルオレンジジュースやVBビール、
インスタントウーメラコーヒー(曰く付き)を淹れて、みんなでホッと一息。
おかえり号の後部デッキにはDVD内蔵液晶テレビが装備してある。
ウーメラのキャラバンパークで過ごした夜は、
某北海道バラエティー番組のDVDを流しながら夕飯を食べた。
実は、食事の時にみんなに尋ねていた。
「オカエリナサイの文字を入れ込んだパターンのラミネートも車に貼ってるんですが、気が付きました?」
「あ、何かの昔のアニメでしょ?」
「一応、はやぶさ好きが反応するアニメらしいから、とりあえずYoutubeでざっと。」
「まだ見たことないです。」
みんなの反応はまずまずだとばかりにニヤリ。
こんなこともあろうかと!
「もし良かったら、『トップをねらえ!』持ってきてるんだけど、突入までの時間に勉強(笑)しませんか?」
グレイハウンド到着組は日本から弾道行動なので、疲労度が高かった。
しかしこの時間は特別な時間。皆でテンションを上げて帰還までの時間を共有してみたい。
もちろん眠くなったら寝てもらうつもり。
そういう意味でも提案。
「じゃあ、皆で観ましょうか」
ということで、はやぶさ帰還タイムまでまんじりとしない空気の中、押し付け企画がスタートした。
…が。
車載プレーヤーにDVDを挿入しても、再生が始まらず読み込めない様子。
交互に何度もイジェクト、スタートボタンを押す。
ダメだー。アウトバックの走行ストレスがプレイヤーを壊した!?
(実際は中国製のプレーヤーのリージョン設定の甘さが原因とのこと)
サラウンドスピーカーで観られないのは残念だけど、ここで時間掛けても
仕方が無いので、ノートPCにスイッチング!
ドライブがブンブン騒がしいのはご愛嬌ですね。
準備の間、皆ははやぶさカプセルの話題で盛り上がってた。
切り離しが成功していたら、秒速1センチの速度で本体から離脱、
3時間後の大気圏突入時には1kmほどの距離を先行して大気圏突入する計算。
切り離しが失敗してたら、本体諸共大気圏突入と聞いている…。
どちらかによって見え方が大きく変わってくるだろう
そして、このシーケンスを持って、サンプルリターン計画「はやぶさ」の全てが完了する…。
出国前、某巨大掲示板に
「カプセル放出後、はやぶさには最後にやっとたどり着いた地球を見せてあげて、
可能なら写真を撮らせてあげさせたいな。」と書き込んだら、
「それ、まんま萌衛星図鑑の「かぐや」のパクリ(この時点で萌衛星図鑑は未読)」
「ミッション終盤に無用なリスクは背負わないはず」
等とレスされて、しょんぼりした思い出。
のちにこのエピソードが事実となって日本人の記憶に残ることになるとは。
PC内蔵スピーカーからUSBスピーカーに切り替えて、ミニ映画会がスタート。
時刻は現地時刻20:40を過ぎた頃…。
つづく
6月は秋口、砂漠の気候ならば真冬に近いことを予想済み。
カーテン引いてエアコンかけて、5人もいれば、砂漠の氷点下でも車内は充分に暖かい。
ただ残念なことは、床がすっかりダスト塗れ。まるで小学校の踊り場の様に滑る。
食器を洗い係以外で分担して車内清掃。
クッションシートも軽くはたく(あまり強くはたくと埃のように砂が舞うので)。
車内が暖まる頃に掃除も一段落。
後方デッキにテーブルもセットして、ボトルオレンジジュースやVBビール、
インスタントウーメラコーヒー(曰く付き)を淹れて、みんなでホッと一息。
おかえり号の後部デッキにはDVD内蔵液晶テレビが装備してある。
ウーメラのキャラバンパークで過ごした夜は、
某北海道バラエティー番組のDVDを流しながら夕飯を食べた。
実は、食事の時にみんなに尋ねていた。
「オカエリナサイの文字を入れ込んだパターンのラミネートも車に貼ってるんですが、気が付きました?」
「あ、何かの昔のアニメでしょ?」
「一応、はやぶさ好きが反応するアニメらしいから、とりあえずYoutubeでざっと。」
「まだ見たことないです。」
みんなの反応はまずまずだとばかりにニヤリ。
こんなこともあろうかと!
「もし良かったら、『トップをねらえ!』持ってきてるんだけど、突入までの時間に勉強(笑)しませんか?」
グレイハウンド到着組は日本から弾道行動なので、疲労度が高かった。
しかしこの時間は特別な時間。皆でテンションを上げて帰還までの時間を共有してみたい。
もちろん眠くなったら寝てもらうつもり。
そういう意味でも提案。
「じゃあ、皆で観ましょうか」
ということで、はやぶさ帰還タイムまでまんじりとしない空気の中、押し付け企画がスタートした。
…が。
車載プレーヤーにDVDを挿入しても、再生が始まらず読み込めない様子。
交互に何度もイジェクト、スタートボタンを押す。
ダメだー。アウトバックの走行ストレスがプレイヤーを壊した!?
(実際は中国製のプレーヤーのリージョン設定の甘さが原因とのこと)
サラウンドスピーカーで観られないのは残念だけど、ここで時間掛けても
仕方が無いので、ノートPCにスイッチング!
ドライブがブンブン騒がしいのはご愛嬌ですね。
準備の間、皆ははやぶさカプセルの話題で盛り上がってた。
切り離しが成功していたら、秒速1センチの速度で本体から離脱、
3時間後の大気圏突入時には1kmほどの距離を先行して大気圏突入する計算。
切り離しが失敗してたら、本体諸共大気圏突入と聞いている…。
どちらかによって見え方が大きく変わってくるだろう
そして、このシーケンスを持って、サンプルリターン計画「はやぶさ」の全てが完了する…。
出国前、某巨大掲示板に
「カプセル放出後、はやぶさには最後にやっとたどり着いた地球を見せてあげて、
可能なら写真を撮らせてあげさせたいな。」と書き込んだら、
「それ、まんま萌衛星図鑑の「かぐや」のパクリ(この時点で萌衛星図鑑は未読)」
「ミッション終盤に無用なリスクは背負わないはず」
等とレスされて、しょんぼりした思い出。
のちにこのエピソードが事実となって日本人の記憶に残ることになるとは。
PC内蔵スピーカーからUSBスピーカーに切り替えて、ミニ映画会がスタート。
時刻は現地時刻20:40を過ぎた頃…。
つづく
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